2013年4月21日日曜日

斧を新調した。2シーズンで鋳物のヘッドが割れてしまっていた。今回は独helko社のブレード交換式Vario2000。ブレードの重量は300g増の2,300g。いつも思うのだが、薪割りのインパクトの瞬間にはどのくらいの力が加わっているのだろうか。。振り下ろす速度を計測しないと正確なところは分からないが、おそらく、というか間違いなく何百キロという衝撃が毎回毎回加わるのだから、いずれ構造の弱いところ、もしくは衝撃を分散できない構造の部分に負荷がかかって壊れるのは宿命だ。鋳物なら単純に消耗品だと考えていたところに、この交換式。初見では、こんなものすぐに壊れるよ、と思ったものの、よく見てみると、ブレードは焼き入れしてあるので鋳物とは衝撃に対する「粘り」が違うはずだし、加力方向には分解しようがない構造で、しかもブレードと柄の間にアルミの緩衝材が挟んであるので、これはひょっとすると優れものかもしれない。さすがに「こじる」ような使い方は厳禁と書いてあるあるあたり、無茶はきかないのかもしれないが、そもそも道具は正しく使ってこそ、その本来の機能を発揮するように出来ている(西洋の道具は特に)ので試してみる価値ありだ、と思っていたのに朝から季節外れの雪。

ともあれ、7種類のブレードと4種類の柄を自由に組み合わせることができる、というのは用途に合わせてカスタマイズできるということだし、なにより、「割れたらはい、おしまい」ではなく、衝撃で緩んできたら増し締めできたり、自分で分解してメンテナンスが出来る、という手を掛けられる道具であることが嬉しいのだ。

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